TRI-STAR(SIG社製)
TRI-STAR(SIG社製)

スパン1200mm
全長900mm
重量650g
パワーユニット
スピード400(逆回転)
コスモテックプラネタギアBOX
CAM GEAR PROP 11-8
7N-500AR
RC
Futaba T6XA
FP-R116FB
UNION UM9G X3ヶ
JET Model JES10

キットの中身制作
OK模型さんのカタログに載ってはいるけれど店頭で見たことが無く、ズート気になっていたこの機体、本来は09〜15エンジン又は、05クラス(540クラス)モーターを積むかスロープソアリングに使う機体ですが、今のパワーユニットとメカなら400クラスギアダウンX 7N-500ARで飛ぶだろうと取り合えす秋葉原のアサミに注文し待つこと1週間・・・来てみてビックリ!でかいです、現物見たことがある人少ないと思いますが、普通なら30ぐらいのエンジンを積むような大きさ、何か胴体がまるまるしているし、あちこちにベニアの補強が入っていてやたら丈夫そう・・・このまま作ったらスピード400では飛ばないのでは?と思いどうやって軽量化しようか考えながら製作しました
使わなかった部品左の写真は使わなかった部品です、主翼の下面のプランク省略、主翼下のカウリング省略、胴体のベニア補強省略、胴体後部の短縮、ノーズのバルサブロックをスタイロフォームに、足なんかは初めから付けるつもり無かったし、後は小さいメカを使うなど、出来る限りの軽量化をしました、カナード翼や翼端板もリブ組で作り直すべきなのでしょうが、今回はパス、エルロン材も重いですね、完成してみればそれほどムキになる必要無かったみたいですが。
主翼主翼は発泡率低めの発泡スチロールにバルサの前縁材、後縁材、全面1.5mm厚バルサプランク、エルロンがムクのバルサ・・・重そう・・・私が発泡翼を自作するときは、なるべく高発泡(スカスカ)の発泡スチロールに必要強度によって0.5mm〜1mm(この機体なら1mmかな)のバルサでクルッと巻いて、フィルム張り後にエルロンを切り出す(エルロンの中も発泡)と言う構造なので、最初は前縁材と後縁材に強度を持たせてフィルム直張り・・・とか考えたのですが、キットの図面では部分ブランクなのに別紙で全面プランクに変更しているのを見て強度が足りなかったのかな?と思い、結局主翼の上面のみ1.5mmバルサプランク下面はフィルム直張りにしました屈折加重側に強度を持たせて、引っ張り加重側はフィルムの強度で持たそうと・・・背面で飛ぶことは無さそうなので・・・3Mの77番のスプレー糊でブランクし、発泡用接着剤で左右を合わせ、中央下面にマイクログラスで補強後、中央付近をオラカバWETそれ以外の部分をミラクルフィルムで張りました。やっぱりなんか重い・・・
カナード翼はバルサムクです図面では対象翼になるように削る指示ですが揚力が出るように削ってみました、ミラクルフィルム張りです。
翼端板もバルサムクです、やはり揚力が出るように削りだして3°トーアウトに取り付けてみました(ウイングレットの上翼)、少しは抵抗減るかな?キットの指示は対象に削りだして翼端の下にもはみだして張り付けるようになっています。ミラクルフィルム張りです。
胴体後部胴体は0.6mmのベニアで側板が全面補強されていますが、省略しました、胴体の主翼より後ろの部分はエンジン&燃料タンクを積むためにでかいのでスリムな形状に改造、長さも20mm詰めてます、テールコーンは省略、ABSのベリーパンも重いので省略、ノーズのバルサブロックもスタイロフォームに変えて、軽量化しました、ミラクルフィルム張り。メカを積んでも中スカスカです、FRPでぎりぎりサイズの平べったい胴体を作ってみたいな、機体の制作に関しては特に難しいところは有りませんが、とにかく色々なところが必要以上に頑丈です。メカ積み
メカ積みメカづみはモーターから重心を見ながら積んで行くとこんな感じになります、重心位置は図面の重心位置の許容範囲内の一番後ろでちょうど良いです、最初は受信機はバッテリーの前に積んでいたのですが飛ばしてみて、バッテリーの後ろに移動、エルロンサーボは当初一個にしようと思ったのですが、エルロンがかなり大きいので念のため2個にしました、1→6ミキシングで動かしています。最終的に重量は650gになりました、大きさの割には軽いと思うんだけど・・・
飛行中フライトインプレッション
当日は曇り空、無風、まあ飛行機日和でしょう。この機体を初めて見た友達の第一声は「でかいね」やっぱりでっかいのか・・・重心位置をチェックすると図面上の重心許容範囲の真ん中、メカの作動をチェックして、頭上に掲げ持って走ってみます・・・なんかあんまり浮く感じがしない・・・大丈夫かな?さて本番です、思いっきり投げれば何とかなるでしょう、10メートルぐらい走ってエイヤ!っと投げます、いきなり地面に向かう機体・・・引き起こすと地面すれ持ち直しました、そのまま着陸、「あー怖かった」とりあえずトリムをアップにしてもう一回、アップをひく準備をしつつ・・・エイ!とりあえず安定しています・・・高度50cmでモーターON我慢して水平飛行・・・おお平気だ、結構いい感じで上昇していきます、飛び方はなんと言うか堅い感じ、解るかな?飛行速度はスタント機よりは少し遅い感じ、結構早いです、CAM GEAR PROP 11-8のペラだとペラが機速について行けなくなることがあります。上昇角度は20°ぐらいかな。舵の効き方はエルロンはピクピク・・でもロールスピード遅いけど、エレベーターアップが結構遅れて効く感じ。写真を撮るために低空で旋回しているとき何回かヒヤッとしました、慣れれば問題ない範囲ですが、ダウンはガツンと効きますがやっぱり背面では飛べません、トリムがすごいアップトリムなので重心位置を後ろに移動した方が良さそうです、見た目の割に安定した機体で逆に普通でつまらない?スロープソアリングに使えるってことですが、強力なサーマルが有ればサーマルソアリングも行けそう、モーターグライダー的に飛ばすなら半分ぐらの時間はモーターOFFで飛ばせます。トレーナー機をとばせる人なら普通に飛ばせるんじゃないでしょうか。十分に高度をとって、良く話題になるカナード機の失速特性を見てみました。モータOFFでそーっとアップを引いて行く・・・ノーズを上に向けてだんだんスピードを落として行きますが、ガックンと失速したりしません、多少ピッチングしながらどんどん高度を落とすだけ・・・このまま着陸できそうです、横方向に引くり返ったりもしま せん、あーなるほどって感じですね。もちろん機速を付けてエイヤっとアップを引けばガクンと失速します。余談ですがテールスライドが異常にやり易い・・・コントロールしてるわけではありませんが・・・見た感じは抵抗が大きそうですが、グライドも結構のびるし、スピード400でも飛ぶし、効率がよいようです、主翼を作り直して本格グライダーにしてみたいな。カナード機は形は変ですが以外と普通ーでした、みなさまもびびらずに挑戦してみよう。

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