全翼機No1
スパン1500mm
全長550mm
翼面積30bm2
翼型RAF32(8%),RAF33MOD(8%)RAF34(8%)
捻り下げ0度<1度<3.5度
上反角5度
重量220g(ハンドランチ)520g(スピード400ギアダウン10N600mA/h)
コントロール3CH 2サーボ(エレボン)1アンプ
構造スチロールコア カーボンロービング 0.5バルサプランク
全翼機No1となって居ますが、まともに飛んだ1機目で実際には7、8機目です。
写真はモーターグライダーパージョン、モーターラン4分程でデットエアでも30分飛びます。
かなり軽いのでスピード400でも45度以上の急角度で上昇します。
本当は翼端板は付けたくないのですが、付けないと旋回性に問題が出ます。
全翼機と言うと安定が悪そうに見えますが、実際にはいかに安定を崩すか=旋回させるかに頭を悩ませる事になります。
翼端板が無い場合、旋回しようとエルロンを切ると、まずグラッと反対側に傾きます、アドバーズドヨーです、その後本来のエルロンが利き始めます。飛ばせないことは有りませんが、とてもサーマルを追える状態ではありません。
翼端板を付ければ普通のグライダー並の操縦性になりますが、エルロンの舵角かなり大きく(アップ側12oダウン側7mm)抵抗になっているのか旋回時の高度ロスが大きいので、ロール軸方向の安定を削った方が良さそうです。
ハンドランチバージョンの飛行は胴体を付ける必要が無いので正に全翼機です。性能は、ムサシノのスカイウオーカー程度の浮きと、DJのクリサリス程度のスピードと言ったところでしょうか、ただし、とっても投げ難いので、スロープorショックコード用と化してます。その後胴体(投げるときに持つところ)を作って見たのですが、投げ難らさに変わりはありませんでした。
全翼機の重心位置とフック位置は、非常に重要です、重心は平均翼弦の20%ぐらいから操縦出来る範囲で後ろにズラして調整します、本機場合主翼中央のトレーディングエッジ上になりました。
この時エレベータのトリムがニュートラルだと理想的ですが、少しダウンになりました、現在捻り下げが3.5度なので3度ぐらいにするべきでしょう。
フック位置は一般のグライダーの常識が通用しません、普通なら安全な、重心位置から前に5oなんて位置に取り付けたら、確実に地面にめり込む事に成るでしょう、曳航中はエルロンが全く利きません、傾いたら1巻の終わりです、そこでフック位置を思いっきり前にして、引っ張られる力で安定させます。本機の場合で重心から25oです、出来るだけ後ろの方が良いのですが、これ以上後ろに下げると非常に危険です。曳航時はエレベータで吊って高度を稼ぎますが、中々難しいです。
上記のような状態なので、もともとハンドランチ用に作った機体だったのですが、モーターグライダーで飛ばすことが一番多く、風向きが良ければ、スロープ(砂浜の奥の堤防ですが)で飛ばすとゆう使い方をしています。
現在改良バージョンを製作中ですので、完成次第ホームページ上で発表したいと思います。