FW01/400
全翼、電動モータグライダーFW01/400
スパン、1500mm
全長、630mm
翼面積、30dm
上半角、0°
後退角、25°
捻り下げ、3°(翼端)
翼型、オリジナル8〜5%
飛行重量、480g〜
翼構造、スチロールコアバルサプランク
胴体、FRP
飛行までに必要なもの
スピード400クラス(逆回転)モーター
7N600mAhニッカドバッテリー
(10セルまで搭載可能)
3ch以上のデルタウイングミキシング可能なプロポセット
UM9G以下の小型サーボx2(配線の延長が必要です)
モータコントロールアンプ
折り畳みプロペラセット
軽量タイプの被覆フィルム
80mm程度のリンケージロッドx2
エポキシ系接着剤
定価¥19800(送料、代金引換郵便手数料込み)
大好評発売中
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LEADING EDGE初の市販モデル
LEADING
EDGE一番の研究テーマである全翼機、
市販第一弾はやはり全翼機にしました。
全翼機とは・・・
文字どうり翼だけで飛ぶ飛行機のことを言います、実機ではステルス爆撃機のB2等が有名。ハンググライダーやパラグライダも全翼機の範疇に入ります。
なぜ翼だけで飛ぶ事が出来るのか・・
なぜ尾翼が必要なのかと言う話になりますが、普通の形の飛行機は主翼が揚力で機体を支え、尾翼がそれを下向きに押さえることで安定を保ちます。スピードがでると主翼の揚力が増えて、尾翼の押さえる力も増え、機体は頭上げに(スピードダウン)、スピードが落ちると主翼の揚力が減って、尾翼の押さえる力も減り、頭下げに(スピードUP)。こうして自然に一定のスピードで水平飛行するように出来ています。
さて、そこで全翼機は・・・一般的な翼型の翼は、スピードがでると頭を下げようとし、スピードがでると頭を上げようとする特性を持っています。これでは安定するどころか、安定を崩そう崩そうとしている飛行機なってしまいます。そこで・・・翼に後退角を付けて翼の中央付近(前の方になります)に揚力の大きな翼型、翼端付近(後ろの方)に揚力の小さな翼型を使い、さらに捻り下げを付けることで、さらに揚力を小さくしつつ、翼端失速を防ぎます。このようにして作った機体は、スピードがでると、機体の前の方の揚力が増え、後ろの方はそれほど増えずに、頭上げに(スピードダウン)。スピードが落ちると機体の前の方は揚力が減り、機体の後ろの方はそれほど減らずに、頭下げに(スピードアップ)。このようにして尾翼が無くても安定を保つ飛行機を繕事がことが出来ます。
全翼機の利点・・・
飛行のために必要な揚力を出していない尾翼が無いため。抵抗が少ない、重量が軽い。さらに尾翼を支えている胴体後部も無いので、さらに抵抗が少なくなり(特に旋回中や引き起こした姿勢の時)、さらに重量が軽くなる。飛行機にとって抵抗が少なくて軽いと言うことは全ての性能を向上させる効果があります。又飛行性能とは関係ありませんが、機体の全長が短くできるので飛行場で場所をとらない事もメリットです。
全翼機の欠点・・・
それなら世の中の飛行機がなぜ全て全翼機にならないのか?
当然欠点もあります、機体を安定させる尾翼がないので、安定を保つのが難しい、翼の形状が複雑になり、制作が大変、実機では、人や荷物を乗せるところがない、RCでは機体の姿勢がわかりにくい等も欠点です。
RC全翼機では・・・
欠点の内、人や荷物が乗らない、はRCでは関係ないですね。翼の形状については、作ってしまえばその性能が手にはいるなら作りましょう。安定性は、作ってみたら問題無しでした、安定しすぎていて旋回してくれなくて困るぐらいです。機体の姿勢がわかりにくいのは、まさにそう・・・慣れるしかありません。
電動モーターグライダーFW01/400
スパン1500mmの400クラス電動モーターグライダーです。
全翼機のメリットである軽量で抵抗の少ない機体を目指しました。
翼は翼型、捻り下げを翼中央、途中、翼端で変化させた複雑なもので、抵抗になる捻り下げを極力少なくし、マイナス揚力部分を持たずに安定を保ち、大きな揚抗比を実現します。
翼構造は前縁材、後縁材、スパーを廃止した、軽量なスチロールコア、バルサ1巻き構造、エルロンの中まで発泡コア入りです。もちろんバルサプランク済み。翼中央を合わせ、フィルムを張り、エルロン部分を切りはなすだけでメカ積みに入ることが出来ます。
胴体は雌型使用のFRP製、スケルトンタイプ(笑)軽量高強度で多少の荒い着陸でも壊れることはなく、万が一の破損時にも内側に指が入る形状なので修理が容易です。手作りでは難しい翼との結合部のフィレットもぴったりとフィットしています。
モーター搭載位置は効率の良いプッシャー型、プラネタ型ギアBOXと大口径ペラを組み合わせれば、軽量な機体と相まって400クラスとは思えないスピードで上昇し、モーターランの時間を最小限に押さえ、長時間の飛行が可能となります。
飛行時間は無風、サーマル無しで30分以上飛びます。
このレイアウトによって、バッテリーの位置を動かす事によりウエイト無しに重心を合わせることが出来ます。
全翼機の飛行について。
一見むずかいしそうな全翼機ですが、正しく調整されていれば普通の飛行機を単独飛行できる方なら、問題なく飛行させることが出来ます。
機体の姿勢が解りにくいことと、ゆっくり飛ぶのは苦手なので注意して下さい。
全翼機の調整について。
注意が必要なのは以下の2点だけです。
1、重心位置をキット取扱説明書の位置にぴったり合わせて下さい。
許容範囲は前に5mm以内、後ろには絶対にしてはいけません。
全翼機は普通の飛行機のように重心を後ろにすれば高性能になると言うことはありません。
2、舵角は取扱説明書の舵角を守って下さい。
舵角が大きすぎるとエルロンを動かす事による抵抗により、かえって旋回しにくくなります。
それではこの機体のよってみなさまに新しい世界が訪れることを祈りつつ・・・