低くて長〜いリカンベントを作る
 
全長2790mm、重量(未測定)kg、前後タイヤ700c
最低地上高80mm(空車時)シート高160mm(空車時)

フロント周りをハブステアリングにしてみる・・・・

ハンドルが付いている訳でも無いのに高くそびえ立つステアリングヘッドかっこ悪い・・・
から開発がスタートしました。改修前の写真を見ていただくと、
最高車高位置がステアリングヘッドになっているのが判ると思います。
やっぱりクサビ状に前が低い方が自然かと思います。
Fホイールを24インチぐらいにしようかなと思っていたのですが・・・・

「ハブステアなんかどう?」とマイミクさんに言われまして、
実は古い技術なのでハブステアの事なんてすっかり忘れていました。

ハブステアと言えばerfのレーサーが有名ですね。
機構そのものは自動車のwウイッシュボーンサスペンションと同じなのですが・・・
ホイールのセンターにキングピンを置かなければいけないので、
オフセット大きな特殊なホイールを使って車軸をホイールセンターからどけてます。
ホイールから作れば作れなくは無いけど・・・・

もう一つ有名なのはビモータのテージが採用している両持ち式
車軸に馬鹿でかいベアリングを使って、その内側にキングピンを置く形式

erf方式(方持ち)は作れなくは無いけど・・・
左右非対称になるので自転車ぐらいの剛性では真っ直ぐ走らないだろうな・・・
ホイールは作れなくは無いけど作ったら重そうだ。
ビモータ方式(両持ち)は・・・・作れるわけ無いでしょ

アームが連動して、片方が延びた分もう一方は縮むとか、通常のホイール使えるし・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・パラレルリンクを使って仮想軸でステアリングすれば!
でも動くか??・・・・googleさんに相談だ。
・・・・・とっくに、モンキーの改造キットで商品化されているじゃん。
バーチャルステアと呼ぶらしい・・・この形式で作って見よう。

直進時

ハンドルを切った状態、舵角35度
改修前の通常のFフォーク
ステアリングヘッドが
水平線よりもちょっと下ぐらいで目線に入ります。
サイクリングロードの出入り口等の
ポールの間を通る時など、結構気になりました。
ハブステアに改修後
タイヤの上には何もありません。
視界が開けたことが最大のメリットかもしれません。
前後方向に伸びているアームはφ19.1t1の鉄パイプ、
見ずらいですが横方向の2本アームは40x40t2のアルミ角パイプで出来ています。
車軸〜縦アーム部分は40x40t2のアルミ角パイプを加工
ブレーキブラケットはφ18t1のアルミパイプ、回り止めでワイヤーで吊っています。
全ての軸にボールベアリング入り(ステアリング関係で16個)
ピロボールを使ったプッシュプルロッドでステアリングします。
キャスター角25度、オフセット50mm

走行してのメリットデメリットは、よく判らないです、
ふつーに走っちゃいます。
ハブステア(バーチャルステア)に改装前
 
全長2770mm、重量17.5kg、前後タイヤ700c
最低地上高80mm(空車時)シート高160mm(空車時)

コンセプト
乗っていない、ブリジストン、レイダックSE(RADAC FITNESS SE RDS−48)を
二つに切ってリカンベント化しよう。
実用性無視、ローレーサー、下ハンドル、前後700c
F周り
レイダックSEのF周りをそのまま流用しています。
剛性が無いサスペンションで・・・
アップライトの時は
立ち漕ぎする気にならないようなサスでしたが
リカンベントでは問題ありません。
走行中、動いているのが良く見えます。
リヤ周り
レイダックSEのリヤ周りをそのまま流用しています。
Fサスほど頼りなくは無いです。
このサスは、なかなか良い仕事します。

チェーンの取り回しにも注目
シートとハンドルの関係はこんな感じ
40度程度づつ、舵角を確保しています。
軸の真横に持つ所がある形なので、
ハンドル幅は普通でOK

ママチャリ用浅曲がりハンドル+大き目のバーエンド。
シートはBD-Rの時のデットストックを使用。

フレームはトラス状に組んで剛性を確保
縦方向はかなり硬いです。
屈加重側は32x32角パイプ
引っ張り加重側は12x12の角パイプ
そのまま使える部分はなるべくベース車のフレーム流用

角パイプを使ったのはシートの取り付けが容易なのと
工作精度を上げやすいから。

ちなみに
32x32のパイプのみで引っ張り側のパイプが無いと
勢い良く座るだけでシートの下でフレームが折れます。
シートはフレーム側と
シート側に違うピッチで数個穴を開けているので
8mm単位で位置を変更できます。

アイドラー部分は
張り側にプーリー二つを使い
脱落防止を兼ねたシャフトを中心に
シーソー式になっています。
負荷のかからない緩みがわはプーリー1つのみ。

完成当初、張り側もプリー1つだったのですが
100km走行程度で必ず壊れるようで・・・
負荷を分散するため現在の方式に。
現在の方式になったときに、
アベレージスピードが3km/h前後上がったので
1個プーリーは結構ロスがあったようです。
ハンドルの根元の軸部分は
キャスターの軸部分を流用し
ハンドルと溶接してあります。
ガタがでないようにベアリングではさむ形に改造
ボルトで玉当たりを調整できます。
ベースが意外と弱いので5mmのアルミ板を
座布団にしています。
U字ボルトでセットしてるのでシート位置にあわせて
位置を変えられます(要ワイヤー再調整)

ハンドルのリンケージは
ハンドルにワッシャーを溶接して
ワイヤーを引っ掛けてあるのみです。
少しテンションを掛けて両引きになっているので
ガタなどはありません。
Fフォーク側のリンケージです。
Fフォークにワッシャーを溶接して
ワイヤーを引っ掛けてあるのみ。

ブレーキワイヤーはママチャリのリヤ用で届きました。
チェーンをチェーンステーの下側に走らせているので
チェーンとチェーンステーのクリアランスがぎりぎりです。
潰しは入れたのですが・・・
12Tよりも歯数が多いカセットは使えません。

コンポは
9sの105が付いたロードを持っているので
互換性を考えTIAGRAにしました。
現在25/12ですが5速と6速の間が欲しいので
Fを3sにした上で
23/12に変更の予定

Fは現在42Tが一枚のみ
下りで50km位まで踏めますし
2速でも走り出せるので、
平地を走っている分にはOKですが、
昇りは辛い・・・
ベース車は700x28Cだったので
シングルピボットのブレーキが付いていたのですが
全然効かないのでWピボットの
ロングアーチブレーキに変えていますが、
レバー比の関係かあまり効きません。
パットで何とかならんかな・・・・
フラッグ部分です。
反射テープで旗を作っていたのですが・・・
フィルムなので折り返し疲労で
いつの間にか吹き飛んでいました。

先端に点滅テールランプ(100円)昼でも点灯

全照灯は1WのLEDライトを2本

元々はシートステーだった部分に
差し込んであります。
ロットはWSFのセールのバテンでカーボン製
とりあえず組み上がった時の写真です。
クランク←→ヘッド間を
ベース車両のレイダックSEをそのまま使って
ペダル高さを必用なだけ上げたため、
キャスターが、かなり起きています。
ペダル←→Fタイヤ間のクリアランスも大きいです。

改修後にヘッドの後ろでフレームを切断して
キャスターを寝せて溶接し直しています。

シート後ろの斜め補強が大きくとられています。
シートを下げたくなったため改修後小さくしています。

シート下のアイドラープーリーが
シンプルに一対フレームに直接固定されています。
改修後に負荷を分散させるために2個使う形に変更
犠牲になったベース車両
ブリジストン、レイダックSE
(RADAC FITNESS SE RDS−48)
たしか1999年頃購入
BD-1とジャイアントのロードのお下がりの部品で
8S化して快速ママチャリ仕様にしていました、
籐の籠まで付けてた。
茨城に越してからまったく乗る機会が無く、
仕事の都合で普通の折り畳み自転車が必要になり
BD-Rを元に戻してしまったので、
リカンベント1台欲しいなぁ・・・と
茨城は車社会なので、
今回のリカンベントぐらい
刺激的でないと自転車に乗る気になりません

BBとリヤサスの付け根の間と、トップチューブを切断して
32x32および12x12の角パイプで中間のフレームを作りました。